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japanese.china.org.cn |30. 07. 2019

1200年以上の弋陽年糕 伝統的な作り方に注目

タグ: 漢民族 特産品 江西 伝統
中国網日本語版  |  2019-07-30


 弋陽年糕は江西省上饒市弋陽県の漢民族の特産品で、唐の時代から作られており、すでに1200年以上の歴史を持つ。弋陽大禾米を原材料とし、「3回蒸して200回叩く」という独特な方法によって作る。白く玉のように美しく、柔らかくなめらかなことで知られる。


 弋陽年糕加工技術は2010年に、江西省第3期省急無形文化財に登録された。「阿里老表」ブランドの創業者である許仕忠さんは、この技術の数少ない伝承者の一人だ。


 許さんによると、弋陽年糕の伝統的な作り方は「3回蒸して200回叩く」の条件を満たさなければならず、具体的には次の6つの工程に分かれる。(1)厳選した弋陽大禾米を研ぎ、汚染されていない高品質の泉の水に3−10日浸す。(2)水に浸した後の米を洗って容器に入れ、強火で炊きあげる。(3)炊いた米を清潔な石臼に入れ、杵で何度もついて固め、再び容器に入れて強火で蒸す。(4)蒸した後に再び石臼に入れて突き、これを3回繰り返し200回叩く。(5)つき終わった餅の半製品を小さく分けて型(演技のいいおめでたい図案が彫刻されている)に入れ、手で押して平らにする。型から出すと模様付きの餅、もしくは細長い餅になる。(6)完成品を干して表面を乾燥させ、立冬から立春10日前までの泉の水に浸し、端午節の前後まで保存する。あるいは真空パックで1年保存する。


 許さんは「江西省で阿里とは私を意味する。老表とは親戚のことで、親しみを込めた言葉だ。ブランドを作ったのは、この無形文化財を伝承していくためで、それからもっと多くの人にこの美味しい食べ物を味わって欲しかったからだ」と述べた。

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