写真>新着写真>
japanese.china.org.cn |22. 08. 2019

新疆の草原、馬に乗り巡回する管理人たち

タグ: 新疆 草原 生態保護 

 

(图片故事)(1)库尔德宁:马背上的护草员

 新疆ウイグル自治区巩留県庫爾徳寧の草原で雨が上がり、霧と静けさに包まれた。草原管理人の巴合提別克・塞依提さん(57)は馬を引き、その他の管理人に声をかけ、当日の巡回任務を割り振った。彼らは美しい風景に目を留める時間もなく、直ちに各地の任務路線に分かれ、茫々たる草原の中に消えていった。


 巴合提別克さんは巩留県阿尕森鎮庫爾徳寧放牧禁止エリア管理ステーションの責任者で、草原の生態保護に長年従事している。彼らが守る草原の面積は11万7000ムーで、巩留県で面積が最大の放牧禁止エリアとなっている。草原管理人は毎年5月に管理ステーションに入り、11月まで滞在する。大雪で山が閉ざされるとようやく撤退する。滞在期間中は毎日、各エリアを巡回しなければならない。草原管理人は馬に乗り起伏する草原を渡る。移動距離は1日平均30キロほど。


 家畜が誤って放牧禁止エリアに入らないようにすることが、草原管理人の主な任務だ。巡回中にはさらに火災リスクを排除し、牧民からの報告を受け、直ちに上級に報告しなければならない。草原の生態保護を強化するため、巩留県は放牧禁止エリア内の牧民に補助金を支給している。宣伝教育を強化し、牧民の生態保護意識を高めている。


 巴合提別克さんはその他の草原管理人と毎年、平凡な行動によりこの先祖から伝わる牧場を守っている。また草原の生態の変化を見守っている。あと3年で定年退職となる巴合提別克さんは、必要であればここに残り、大自然と共に過ごしたいと話した。

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   >