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japanese.china.org.cn |09. 10. 2019

「人工太陽」の「心臓」、中国が建設へ

タグ: 人工太陽 熱核融合 原子力 プロッジェクト


 世界的に注目される国際熱核融合実験炉(ITER)、すなわち「人工太陽」計画の重要部分の設置段階が北京市で始まった。ITER機構及び中核集団が中心となる中仏コンソーシアムが、メイン装置の設置契約を正式に結んだ。これは中国が人工太陽の心臓の建設に参加することを意味する。人工太陽とは制御可能な核融合装置の俗称だ。これは太陽の原理が核融合であるからだ。今回契約された設置段階プロジェクトは、人工太陽計画の最も重要な中心設備設置プロジェクトだ。その重要性は原発の原子炉、人体の心臓に相当する。


 人工太陽計画は原子炉級核融合装置を作ることで、人工太陽を夢から現実に変えることを目的としている。これは人工的な手段により、制御可能な熱核融合を実現することだ。人工太陽計画は中国、EU、インド、日本、韓国、ロシア、米国が共同で建設する。


 中核集団の余剣鋒会長は「これは中国の原発事業、原子力プロッジェクトの建設・設置が世界先進水準に達したことを意味する。2025年にプラズマの運行が始まり、その後さらに試験・運行研究に10年を費やし、2035年にすべての試験・検証を終える」と述べた。

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