科学観測隊員は26日、「雪竜2号」の艦尾で魚類底引き網を回収した(ドローンで撮影)。
極地科学観測砕氷船「雪竜2号」は同日、南太平洋の海域「Cosmonauts Sea」(以下「同海域」)で、網を使った最新の海水中層魚類試料採取を完了した。科学観測隊員は水深1100メートル弱の海域で、南極海の貴重な魚類試料を採取した。
低温・寒冷で、栄養素が高く、葉緑体の濃度が低いといった南極海の特殊な環境は、ここの生物の構成及び食物連鎖の構造の特殊性を生んだ。今回の科学観測において、中国南極観測隊は初めて同海域で魚類調査を実施した。