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japanese.china.org.cn |18. 01. 2020

山奥で鳥を求めて30年

タグ: 九連山 野生動植物 資源 科学 研究

(新春走基层)(1)深山寻鸟30年

 九連山は江西省と広東省の境界に位置し、豊富な野生動植物資源と科学研究の価値で知られる。陳志高さんは九連山国家級自然保護区で30年働いている。この30年で、保護区で280種以上の鳥類が発見・記録されている。陳さんは「今後はさらに増える。私がここにいる限り、観測と記録が途絶えることはない」と話した。


 陳さんは1990年に九連山保護区で勤務を開始した。毎日山をめぐり森林を守るのは大変で無味乾燥だが、その仕事により彼は徐々にこの山を最もよく知る人になった。保護区はその後、一連の資源調査活動を展開した。科学研究者は山で鳥類を観測する際に、彼にガイドとして調査に参加してもらった。「私は当時、鳥類の観測に興味を持っていた」この「山の精霊」の姿を探し記録することは、彼が最も愛する仕事になった。


 山奥の鳥類観測・研究・保護は、長期的かつ苦しい活動だ。鳥類の活動が最も頻繁になるのは朝晩であるため、陳さんは朝早くから夜遅くまで山にこもらなければならない。彼は当初、望遠鏡などの設備により観測し、文字で記録していた。保護区は2014年になりカメラなどの備品を用意した。彼は写真による観測と記録を開始した。陳さんは現在まで鳥類調査で10万枚以上の写真を撮影し、九連山の220種以上の鳥類の写真を撮影している。長期的な野外調査と観測活動により、彼は多くの価値ある資料を手にした。これまでの鳥類調査の全面的な総括、また成果の一つとなる、彼が編集を担当した『九連山鳥類図譜』の見本が完成し、間もなく販売されることになった。

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