中国第36回南極科学観測隊は南極海の海域「Cosmonauts Sea」(以下「同海域」)の総合科学観測を完了し、17日に偏西風帯を通過し順調に南アフリカ・ケープタウン港の港外錨地にたどり着いた。ケープタウン港には19日に停泊を予定。極地科学観測砕氷船「雪竜2号」は中山基地での作業期間中、及び同海域の総合科学観測期間中に、形態の異なるさまざまな氷山を発見した。凍結した浮氷や棚氷の中にあるか、もしくは大海原の中を漂っていた。雪竜2号は中山基地付近で作業中、白夜を迎えた。同海域での科学観測作業中には南極圏の内外を頻繁に行き来した。南極圏外の夜も、太陽は短い時間しか姿を隠さなかった。南極の真夜中の氷山は一風変わった美しさを見せた。