「向陽紅52号」と「向陽紅08号」が18日、自然資源部北海局青島海洋科学観測基地埠頭から出発し、黄渤海及び渤海の海洋調査任務に向かった。
情報によると、自然資源部北海局は感染対策を徹底すると同時に、海洋調査活動の早期展開を積極的に推進している。今回の航行段階において、向陽紅52号は水深、水温、塩分、波、海面水平視界、及び活性リン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩などの水環境要素の調査を展開する。中国の近海水環境の基礎的認識を深める。
向陽紅08号は海底浅層地質環境要素通常調査を展開する。調査内容には、マルチレーザー水深測量、浅地層断面探査、サイドスキャンソナー調査、海底試料採取が含まれる。調査エリアで総合地質調査と120キロの側線を完了し、4カ所で海底試料を採取する。今回の調査は渤海の特定海域における浅層地質環境要素への認識をさらに深める。
「中国海監101号」が19日に出港した。向陽紅52号の作業海域に向かい、共に海洋調査を展開する。
感染対策を徹底するため、自然資源部北海局は調査船に十分な防疫物資を搭載し、保管のための専門人員をつけた。航行段階に必要なすべての設備と物資が埠頭で消毒を受けてから、船内にクレーンで積み込まれた。横付け係留を行わなかった。調査船は極めて特殊な状況がなければ他国の港に停泊せず、専用の隔離部屋を確保する。発熱の症状が発生した場合、もしくは感染の疑いのある人員がいる場合の緊急操作フローなどを構築した。