上海海通国際汽車埠頭有限公司の駐車場内で26日、輸出を待つ新車が並んでいた。3月中旬以降、国内の新型コロナウイルス感染対策に顕著な成果があり、完成車及び部品メーカー、ディーラーが次々と操業・営業再開している。業界は徐々に正常な軌道に戻ろうとしている。しかしそれと同時に、海外では感染が急速に拡大している。トヨタ、BMW、ベンツなどの世界自動車メーカーが相次いで自国及び海外工場の生産停止を決定した。この影響を受ける輸入車市場の今後は楽観できない。
大まかな統計によると、現在すでに20数カ国の世界自動車メーカーが生産停止を発表しており、閉鎖が検討されている工場は120軒を超える。ところが予定されていた操業再開日が延期され、閉鎖される工場数がなおも拡大している。中国自動車業界協会の統計によると、中国の1−2月の自動車生産・販売台数は感染症の影響を受け、前年同期比で40%以上も減少した。中国の感染対策情勢は現在、持続的に好転している。生産・生活の秩序の回復が続き、自動車生産・販売が徐々に拡大している。