国家航天局はこのほど、中国初の火星探査機が機を見計らい打ち上げられると発表した。北京航天飛行制御センターからの情報によると、同センターの各種飛行制御任務の準備は順調に進んでいる。
同センターのホールでは、科学技術者が任務各システムの総合調整を行い、間もなく実施される中国初の火星探査任務に向け念入りに準備を整えている。
有人宇宙事業及び月探査任務と比べると、初の火星探査任務には宇宙船プラットフォームが新しく、探査分野が新しく、実施期間が長く、測量・制御モードが複雑で、軌道制御のハードルが高く、緊急対処が難しいといった特徴がある。今回の任務において、同センターは次世代飛行制御ソフト・ハードシステムを全面的に採用する。これは次世代ソフトシステム及び国産化ハードプラットフォームの機能・性能、及び共同作業の整合性の全面的かつ系統的な検証でもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月21日