香港、感染対策常態化のもと新学期を迎える

 

　香港で新型コロナウイルスの感染が徐々に落ち着き、香港全体の幼稚園及び小中学校の授業が23日より、2段階に分けて再開された。同日の早朝、スクールバスが道路を走り、保護者が子供を学校に送る光景が戻った。しばらく静かだったキャンパスも賑やかになってきた。

　「登校できて嬉しい。同級生に会えて、一緒に遊んだりおしゃべりができる」5年生の陳睿彤さんは嬉しそうに記者に話した。母の陳さんは「子供は自宅でオンライン授業を受けても学習についていけるが、顔を合わせた教育の効果のほうが理想的だ。より重要なことは、子供に正常な社会生活を再開させることだ」と話した。

　香港の学校は感染症の影響を受け長期的に休校となっていた。大半の学校はオンライン授業を実施し、休校後も授業を続けた。多くの保護者からは、新しい知識を吸収するほか、学校は子供が人との交流方法を学ぶ場所であり、全面的な発展を促すとの声が上がっている。