オタワとキングストンの結ぶ貨物輸送ルートのリドー運河はかつて、英国がオンタリオ州の貿易を支配するための強い手段だった。19世紀中頃に建設されたリドー運河の全長は202キロで、石製の水門とダムにより水の流速と水位をコントロールしている。陸の鉄道網の発達により、今日のリドー運河はかつての強い戦略的意義を失い、別の悠々たる姿で引き続き人々の前を流れている。
リドー運河に、暮色に包まれながらもまだ青い空、金色に輝く雲が映った。水に浮かぶ夕焼けは波もなくおとぎ話の色を浮かべ、秋のオタワを美しい魅力を添えた。