国際連合レバノン暫定駐留軍の司令部からの命令を受け、中国の新たなレバノン平和維持将兵が今月12日より、今年8月にレバノンに配備されてから初となる「ブルーライン」の調査を開始した。
レバノン南部とイスラエルの国境に引かれたブルーラインは、国連が引いた全長約121キロの停戦ラインだ。停戦ラインを示す300個以上の「青いバケツ」で引かれるためブルーラインと呼ばれる。ブルーラインの一帯は地形が複雑で、各所に地雷が埋められており、「デスゾーン」とされている。地雷除去将兵はすべての「青いバケツ」設置エリアで作業を行う前に、安全ルートを設置する。しかし設置されてから時間が経過しており、かつ気候、雨水、自然災害などにより、多くの安全ルートに損傷が生じている。
中国第19期レバノン平和維持将兵の任務は、地雷エリアを横断し、ブルーラインの「青いバケツ」とルートの関連状況を把握し報告書にまとめ、今後の維持に向け根拠を提供することだ。
レバノン南部とイスラエルの国境に引かれたブルーライン付近で23日、中国の地雷除去将兵がいばらを取り除いた。