故郷への思いが強い賀常楽さんは大学卒業後、故郷に帰って発展する道を選んだ。現在、母親の劉瑛さんと共に貴州省従江県購買販売協同組合から同県停洞鎮東勤村に派遣され、貧困者支援幹部をしている。
月亮山区にある従江県は国家貧困者支援開発作業の重点県で、貴州省が貧困脱却を発表していない9県の1つ。2019年末、劉瑛さんと賀常楽さんは従江県購買販売協同組合から東勤村貧困対策指揮所に派遣された。
貧困世帯が生活で困難に直面すると、2人は解決を手助けする。今年秋の収穫時期、貴州省は連日の雨に見舞われ、2人は貧困対策指揮所の村駐在作業チームとともに休みを返上して村民の稲などの農作物の収穫を手伝い、損失を最小限に抑えた。
普段の仕事では、劉瑛さんは貧困者支援の経験が豊富なため、息子に政策やアイデアなどを教えている。劉瑛さんはパソコンが苦手なため、表の記入やソフトウェアの使い方、データの記入などで問題にぶつかると、賀常楽さんが母親にパソコン操作を教える。2人は県城を離れて村で生活し、仕事環境と生活が不便でも、協力して乗り越え、励まし合って月亮山の奥地の貧困対策に「母子兵」として貢献している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年11月17日