中国科学院東南アジア生物多様性研究センターの発表によると、科学研究者はミャンマー・カチン州の琥珀から新種のクモ「鋸毡蛛」「扁巨蛛」を発見し、かつ新種に基づき2つの科を追加した。研究成果は学術誌『Zoological Systematics』(英語版)に掲載された。
情報によると、白亜紀は陸地生態系進化の重要な地質時代であり、クモの進化の重要段階でもあった。カチン州の琥珀には多種多様なクモを含む、保存状態の良好な多くの白亜紀後期無脊椎動物が留められている。現在までカチン州の琥珀から44科・250種のクモが見つかっている。うち26科は絶滅しており、18科は現生の科。絶滅した26科のうち9科は、現生クモのいかなる主要支系にも属さない。