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japanese.china.org.cn |15. 01. 2021

真冬のトンネル、作業員が「砕氷作戦」を展開

タグ: 鉄道 トンネル 作業員

 


冬の山は寒風が吹き、漆黒の闇に包まれる。郭振中さんと仕事仲間たちは氷除去の道具を持ち、レールに沿い観音堂トンネルに向かった。観音堂トンネルは隴海鉄道三門峡区間の観音堂〜廟溝区間に位置する。大昔に建設され、地理的環境が劣悪であることから、トンネル内の水漏れと結氷が深刻だ。直ちに取り除かなければ通行車両の安全が脅かされる可能性がある。


1985年より勤務している郭さんは、中国鉄路鄭州局集団有限公司洛陽給電区間三門峡パンタグラフ維持修理エリアの責任者で、30年以上に渡りトンネルの氷除去を行っている。郭さんはトンネルの結氷箇所を熟知しており、正確に一度で除去する技を身に着けた。同日の氷除去は夜11時3分から始まった。長さ6メートル以上、重さ10キロ以上の棒が左右に揺れ、氷が飛び散った。1時間弱の作業で十数箇所の氷が除去された。


毎年11月15日から翌年の3月15日は、鉄道関係者が「冬運」と戦い「春運」を支える重要な時期であり、「砕氷作戦」の最も忙しい時期でもある。郭さんは「氷除去を毎日4、5回行うのも日常茶飯事で、極寒になると最大で9回行わなければならない。600メートル以上の観音堂トンネルで1日作業すると、歩数が2万6000歩以上にのぼる」と話した。昨年12月以降、寒波が2回発生したことから氷除去が多忙になり、郭さんは一度も帰宅していない。


中国鉄路鄭州局集団有限公司洛陽給電区間及び洛陽作業区間には、他にも郭さんのような氷と戦う作業員が多くいる。彼らは毎年冬になると、100本のトンネルの漏水による列車安全走行の「危険源」を取り除く。結氷が深刻なエリアでは作業場を設置し、隊員が滞在し、24時間連続で漏水をチェックする。結氷があれば直ちに取り除き、列車の安全運行を保障する。

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