写真>新着写真>
japanese.china.org.cn |20. 01. 2021

ニタリクジラを守る人々

タグ: 広西 チワン族 北海 潿洲島

 

ニタリクジラが15日、海面で捕食し、分前を得ようと海鳥が集まった。


 広西チワン族自治区北海潿洲島の海域には、クジラと縁で結ばれた人々がいる。毎日船を操縦し、ここでニタリクジラの痕跡を追い求め、記録している。彼らは広西科学院、中国科学院水生生物研究所、北部湾大学などでつくる広西北部湾海洋哺乳類共同研究チームだ。数年続けて潿洲島の海域の調査を展開している。


 ニタリクジラはクジラ目の珍しい一種で、その研究は世界的に見ても非常に限定的だ。


 共同研究チームの船長は、Uターン操業した楊承騰氏だ。楊氏は2016年に最も早く潿洲島のニタリクジラを発見し、この情報を直ちに広西科学院の陳黙副研究員に伝えた。楊氏はその後、現地の多くの漁師をSNSでつながり、科学研究チームにニタリクジラの痕跡を報告した。


 陳氏と、先ほど新たに加入した中国科学院水生生物研究所クジラ類保護生物学の院生である王睿竜氏と張瑶瑶氏は、個体の識別、行為の記録、健康状況の評価、海洋環境観測などの研究手段により、ニタリクジラへの理解を極力掘り下げ、海洋生態保護に科学の根拠を提供しようとしている。徐健氏と呉立新氏は経験豊富な自然ドキュメンタリーの撮影者で、カメラの美しい映像により人々の中国の海域における神秘的な動物への理解を掘り下げ、興味を持ってもらおうとしている。ハルビン医科大学の学生である許釗源氏は自分の貴重な休みを利用し、科学観測チームのボランティアになっている。


 漁師、科学者、撮影者、ボランティアが集まり、ニタリクジラを守る者になった。


 ニタリクジラを守るため、現地政府は2018年に「北海市潿洲島生態環境保護条例」を発布し、「島から6キロ範囲内の漁獲を禁止する」とした。同時に漁政部門が巡視を強化した。社会各界も人々に対して、ニタリクジラの状況について科学評価が終わるまで観賞しないよう呼びかけている。

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   >