管理人が2日、草海の渡り鳥生息地を巡らした。
晩冬・早春の貴州省畢節市威寧イ族回族ミャオ族自治県の草海国家級自然保護区が再び、渡り鳥の越冬のピークを迎えた。高い所から遠くを眺めると、水域面積が25平方キロメートルを超える草海は波打ち、日差しを浴び輝いている。ここで越冬するオグロヅル、ナベヅル、インドガンなどの渡り鳥が群れをなし、水の上で追いかけ合い戯れ、低く空を舞い鳴き声を上げる。この美しい高原の湿地に活気をもたらす。
草海が1992年に国家級自然保護区に指定されると、鳥類管理人が当初の15人から現在の60人に増加した。彼らの多くは草海周辺の村人で、年齢は20代から50代まで。彼らは草海周辺の環境及び鳥類の習慣に詳しく、管理活動に適している。
渡り鳥の越冬期は、管理人にとって最も忙しい時期だ。夜明け頃、管理人は草海に行き鳥類の活動状況とその数を観測し、餌を与えなければならない。さらに渡り鳥生息地に足を踏み入れた観光客や撮影愛好家に注意しなければならない。
冬が去り春が来る。十年一日のごとし。越冬する渡り鳥が訪れ、また去っていく。管理人たちは次の世代また次の世代と草海を、その「高原の精霊」を守っている。