世界への招待状　「中国天眼」が31日より世界に開放

 

　「中国天眼」からの招待状――500メートル口径球面電波望遠鏡（FAST、「中国天眼」）は31日0時より、世界の天文学者から観測申請を受け付ける。すべての国外申請プロジェクトが統一的に評価・審査される。結果は7月20日に発表され、観測は8月から始まる。

　「中国天眼」は現在世界最大で、感度が最高の単一口径電波望遠鏡だ。100億光年以上離れた場所からの電磁信号を受信できる。

 

　昨年1月に国内向けに開放された後、中国が独自の知的財産権を持つこの重大科学研究インフラは安定的かつ着実に運行している。すでにパルサーを300個余り発見しており、かつ高速電波バーストなどの研究分野で重大なブレイクスルーを実現している。

　中国国家天文台の責任者は、「中国天眼の世界への全面的な開放は、中国と世界の科学界の十分な協力の理念を示している。開放と協力の中、中国の科学の重器はより良く力を発揮し、重大成果の産出を促し、人類による宇宙の探査・認識に向け貢献する」と話した。