革命老区の新たな姿　万里の長征は于都から

 

2021年は中国共産党創設100周年、中国工農紅軍長征勝利85周年だ。現在の革命老区の新たな姿を眺めると、かつての革命遺跡は分厚い歴史の書物に変わり、共産党の指導下で老区が発展する新たな歴史を記録している。

 

万里の長征は于都から

 

于都県は贛州の東部に位置する。面積は2893平方キロメートル、総人口は約111万9500人で、贛州で唯一人口が百万人を超える県だ。

 

于都は万里の長征の出発地だ。中央機関、中央革命軍事委員会、中央紅軍の主力8万6000人が于都に集結し、世界的に知られる2万5000里の長征を開始した。于都は「地球上の紅のリボン」の出発地として歴史に記録され、世界的に知られている。

 

于都県には豊富な水資源と、銀、タングステン、鉛、石炭など27種の鉱産資源がある。森林率は71.8％で、「省級森林都市」「省級文明都市」に指定されている。ここは千年の人文の里と呼ばれ、全国的に有名な「チャルメラ芸術の里」「民間文化芸術の里」「全国文化先進県」でもある。「于都チャルメラ公婆吹」「于都古文」は国家無形文化遺産リストに登録されている。