中国の中西部地区で初のインターネット裁判所、成都インターネット裁判所が25日午前に初のオンライン審理を行った(名誉毀損の責任を追及するため小米がネット民を相手取り起こした訴訟)。
法廷審問は2時間弱に渡った。近日中に判決が下される。これは杭州、北京、広州のインターネット裁判所の設立に続き、中国の中西部地区でインターネット案件を集中管轄する専門的な裁判所が初めて正式に審理した案件だ。
本件の裁判長の張艶秋氏によると、従来の裁判所と最も大きく異なるのは、5G、人工知能、ブロックチェーンなどの現代化情報技術とオンライン審判を深く融合させる点にある。当事者は何度も裁判所に通う必要がなく、インターネットがあれば立件、書類提出、開廷などをオンラインで行える。
国家デジタル経済革新発展試験区である四川省では近年、デジタル経済が急成長しており、昨年には1兆6000億元の規模に達した。同時にインターネットをめぐる法的係争も急増しており、インターネット審判に対する司法の大きな需要が存在する。