中国初の自営超深水大型ガス田「深海1号」が30日午後10時10分、初の石油汲み上げ作業を順調に完了した。
同ガス田の9000トン以上のコンデンセート油を満載したタンカー「北海新希望」が31日0時10分、ゆっくりとガス田を離れた。珠海港に到着後、同船のコンデンセート油は精製所で精製油に加工される。
深海1号のコンデンセート油の外部輸送を保障するため、中国海油傘下の海油国貿北海船務公司は特別に、国内初のダイナミックポジショニングタンカー「北海新希望」号を建造した。このタンカーは今年7月に交付され、使用開始されたばかりだ。
また深海1号のピーク時の天然ガス生産量は年間30億立方メートルにのぼり、粤港澳大湾区の天然ガス消費量の半分弱に相当する。
建設から3年未満で稼働開始した深海1号は石油とガスにより、中国の経済・社会の発展にグリーンな原動力を提供している。