2016年、香港地区出身の1990年代生まれの羅偉特氏、梁立鋒氏、譚慧敏氏の3人は魚・野菜共生の有機水耕栽培を研究するため、広東省江門市開平市の国家現代農業モデル区を訪れ、農村に拠点を置き、魚の養殖、野菜栽培、研究、報告作成を毎日行った。
魚と野菜の共生は現代農業生産の先端技術で、グリーン有機、生態循環、高生産量、低エネルギー消費などの特徴を持つ。この技術は工業循環水を利用して魚類を養殖し、栄養価の高い水系を形成する。水系は濾過、生物分解、栄養調整、水素イオン濃度調整、殺菌などの処理を経て野菜栽培に利用される。
5年あまりの研究を経て、彼らは多項目の農業技術の課題をクリアし、約10項目の国家特許を申請した。開平国家現代農業モデル区の支援のもと、彼らは大型魚・野菜共生生産基地と会社を設立し、粤港澳大湾区の「買い物かご」生産基地の資質を備えた。基地の有機野菜の年間生産量は約300トンになり、主に香港で販売している。現在、約500ムーの新たな生産基地の建設を進めている。
起業経験について、3人は粤港澳大湾区の発展により共に成長する場とチャンスを与えられ、大湾区は今後さらによくなり、これまで以上に努力して社会に報いたいと話した。