東中国海で漁解禁　期待を胸に遠洋へ

 

　第24回中国（象山）漁解禁セレモニーの「海祭り」が16日、浙江省象山県石浦鎮で行われた。東中国海の4カ月半に渡る夏季禁漁が終わり、全面的に操業再開された。

　海祭りは悠久な歴史を持つ民俗伝統で、海に感謝し海を守るという東中国海の漁師の意識を十分に示した。

 

　象山県石浦鎮沙塘湾村は400年弱の歴史を持つ漁村だ。現地政府は近年、沙塘湾村の民宿産業の発展を支援するため、インフラ整備を強化している。村人のために道路を建設し、海辺のガードレールを設置し、観光産業を積極的に発展させている。

 

　沙塘湾村で民宿を経営する何雯雯さんは、「漁解禁シーズンは景気がよくなり、全国各地の人が美味しい魚介類を食べ、民間の風俗や気風を楽しむ。漁解禁セレモニーは現地の観光業の豊作シーズンになった」と述べた。

　17日午前6時、千隻にのぼる漁船が寧波市象山県から大海原に向かった。