写真>新着写真>
japanese.china.org.cn |21. 09. 2021

ダンスを学ぶ学生の「音のない世界」

タグ: 浙江 長沙 職業 学院 音楽 聴覚障害

 

 鄧芸虹さんは2014年に浙江師範大学舞踏学科を卒業し、同年に長沙職業学院に就職し、特殊教育学院の専属指導員とダンスサークルの監督を務めた。ある日のダンス授業後、鄧芸虹さんは聴覚障害を持つ学生からメッセージを受け取った。「鄧先生、こんにちは。先生からダンスを学ぶことはできますか」という内容だった。鄧芸虹さんは校内にダンスを学びたい聴覚障害の学生が多くいることを知り、聴覚障害を持つ学生のためのダンスサークルを設立した。


 学生たちの「音のない世界」にいち早く溶け込むため、鄧芸虹さんは時間を見つけて手話を学び、教え方を研究し、ダンス作品を編集し、指導チームのトレーニングを行った。彼女は、学生たちは音が聞こえないが感じる力と真似る能力は高いことに気がついた。授業で、彼女は経験をもとに動作、表情、目遣いを通じ、学生が音楽の情感を理解できるようにした。

 

 「私は彼らの耳になり、私は彼らの音楽である。聴覚障害を持つ学生がダンスを学ぶには健常者の何倍も努力しなければいけない。ダンスを学ぶことで、彼らが明るくなり自信を持つことができる。学生たちのダンスの夢を叶える手助けをするという使命は、頑張る力になる」と話した。

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   >