人跡未踏の地に足跡を残そうとする人がいる。彼らは10年に渡り中国全土を歩き回り、500個超の洞窟を発見した。彼らは四川洞窟探検隊の隊員で、「地心」に憧れる人々だ。
四川洞窟探検隊は2010年に発足された。メンバーは当初の4人から現在の60人超に増加。彼らは地質鉱産研究院のエンジニア、大学教授、プロの写真家など、成都市の各業界から来ている。隊員は探検を重ね、新米から業界専門家に成長した。生物調査チームは現在まで多くの新種発見に関する科学研究論文を発表しており、中国西南地区のカブトムシの研究と洞窟地形の知識を豊富にしている。
探検隊の隊長である晋浩氏は、「今やろうとしているのは、人々に洞窟探検という運動への理解を深めてもらい、洞窟内の姿を人々に示すことだ。同時に洞窟内で集めた一部の情報を専門家や学者の学術研究に提供したい。洞窟内の地質景観、動物の化石、洞窟内の生きた生物などは、地質及び生物の研究に価値ある資料と根拠を提供できる」と述べた。