写真>新着写真>
japanese.china.org.cn |19. 10. 2021

有人宇宙事業のストーリー 神舟宇宙船の「ドア閉鎖」チーム

タグ: 有人宇宙船 飛行士 ステーション コアモジュール


 航天科技集団五院が研究開発した「神舟13号」有人宇宙船が10月16日、酒泉からの打ち上げに成功し、3人の宇宙飛行士を乗せて宇宙ステーションのコアモジュール「天和」に向かい、6カ月にわたる宇宙旅行を開始した。

 

 

 「安心してください。私たちは宇宙船の組み立て作業をハイクオリティに終えました。全てが順調に行き、任務を円満に遂行し、無事に凱旋することを願っています」。打ち上げの1時間半前、五院組み立て・環境工程部の神舟宇宙船組み立てチームはハッチドアを閉める任務を終え、宇宙飛行士にメッセージを贈った。

 

 同チームは神舟宇宙船組み立てチームの張舸氏がリーダーを務め、神舟12号のハッチドア閉鎖任務も張舸氏がチームを率いてを担った。同チームは組み立てチームとしての頭角を現し、神舟13号のドア閉鎖の重責を担った賈海利氏、張博氏、張亮氏の3人は宇宙船のドアの内外で、動きにくい宇宙服を着た宇宙飛行士の乗船を見守り、宇宙飛行士にメッセージを贈った。3人がドアを閉め、慣れた手つきでドアのセーフティロープを腕に巻いて鍵をかけると、密閉検査員が点検し、宇宙船のドアがしっかり閉まっているのを確認した。この作業は簡単に見えるが非常に重要で、ドア閉鎖に携わる全員の操作が宇宙飛行士の安全に直接関わる。

 

 2003年神舟有人宇宙船の打ち上げ成功以降、「ドア閉鎖」チームは中国の宇宙飛行士の乗船を見届けてきた。宇宙船組み立てチームのリーダーを務める張舸氏は、「宇宙飛行士がスムーズに乗船し、乗り心地を快適にすることは私たちが追求してきた目標」だと自信満々に話した。

 

 航天科技集団五院の神舟宇宙船「ドア閉鎖」チームは普通だが平凡でない任務を通して宇宙飛行士の安全を守り、宇宙事業で祖国に報いるという初心の使命を全うしている。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月19日