フェンシング女子エペ金メダリストの江旻憓、新たな人生を歩む

撮影：新華社記者・張宏詳

パリ五輪フェンシング女子個人エペ決勝戦で金メダルを獲得した中国香港の選手・江旻憓は4日、SNSアカウントで引退を発表し、新たな職業の発展に期待するとした。

マクロン仏大統領は1週間以上前、現場に応援に駆けつけた。江は7月27日夜にユニフォームを着用しグラン・パレの競技台に立ち、ホスト国フランスの選手であるマロブルトンと戦った。

現場の大歓声と応援を受け、マロブルトンがリードした。フランス人の勝利が決定と思われた時、江が第3セットに徐々に追い上げ、後半に12対12で並んだ。江は26秒後にポイントを獲得し、中国香港チームに初の女子個人エペ金メダルをもたらした。

この優れた技術を持つ、明るい性格でルックス抜群の選手は直ちに祝福と拍手に包まれた。しかしこの隙がないように見える選手は3度目の五輪出場で初めて表彰台の頂点に立ったのだった。

撮影：新華社記者・李穎

江は11歳でエペの練習を開始した。パリ五輪出場は彼女の目標で、今やこの五輪金メダルは彼女のプロとしての人生で輝きを放つ一里塚となった。

しかし彼女の夢はフェンシングだけではない。スタンフォード大学で国際関係を学んでいた当時、江は国連で勤務することを願っていた。また先ほどスイスを訪れた際に、国連が現地に設置する関連機関を見学した。

撮影：新華社記者・廬炳輝

彼女は今回も、「新たな職業の発展により、学び成長することに期待する。自分の慈善基金を設立する準備をし、子供たちにスポーツの喜びを思い出してもらう」と投稿した。

撮影：新華社記者・廬炳輝

江の人生は成長を続ける木のようで、その枝のすべてが広々とした空に届く。

｢中国網日本語版（チャイナネット）｣2024年8月5日