王貴民さんは、僻地での教育事業に熱い思いを抱いて1993年にフトビ県の大豊鎮中学校にやってきた。教務主任、副校長、校長を歴任し、2009年に同校が県城(県の人民政府が置かれている町)の中学に合併された後も大豊鎮に残り、小学校の校長となった。
彼が校長を担当した10年余りの間には、同中学の教授内容の質は連続8年間全県1位、全州でもトップクラスだった。300人以上の生徒が国家レベルの教科コンテストで入賞、30人以上の若い教師が国家レベルの強化コンテストで指導教師賞を受賞したのだ。
農村での教育事業の発展のため、彼は多くの困難を克服してきた。とりわけ、ガンとの闘いに彼の強烈な精神力がうかがえる。2001年にガンが発見された後も、職場にとどまり、超人的な精神力で病魔と戦ってきた。彼は、なんと手術から20日もたたないうちに学校に戻り、職場復帰したのだ
彼は自分に対してより他人に対して大きな関心を持っている。生徒であれ保護者であれ、あるいは教師たちであれ、誰かが助けを求めれば、彼はどんな困難があっても強い情熱を持ってそれに応える人間だ。
王貴民さんは、2011年に全国五一労働表彰メダルを授与され、新疆ウイグル自治区の優秀共産党員に選出された。
「人民中国」より 2012年10月9日