japanese.china.org.cn |29. 10. 2020

第13次五カ年計画を振り返る 開放拡大、内外連動の潜在エネルギーは無限

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第13次五カ年計画を振り返る 開放拡大、内外連動の潜在エネルギーは無限

第13次五カ年計画期間、中国経済の持続的で急速な発展の一つの重要な原動力が対外開放だった。中国の対外開放は包括的で全分野にわたり、現在全面的開放の新構造の形成を加速している。第13次五カ年計画期間、習近平氏を核心とする中共中央は中華民族の偉大な復興戦略の全局と過去百年間なかった世界情勢の大きな変動に対して統合的な計画を立て、より高い水準の対外開放、「一帯一路」の質の高い共同建設、対外貿易・外資基盤の安定化の推進といった一連の重大な方針を打ち出し、開放理論の持続的革新、開放制度の一層の整備、開放水準のたゆまぬ向上を推進して、国民経済と社会の発展が歴史的成果を得るために重要な貢献を果たした。人民日報が伝えた。


開放は国家が繁栄・発展するうえで必ず通らなければならない道であり、開放的発展において重視するのは発展の内外連動問題の解決だ。対外開放の質と発展の内外連動性を高め、高水準の対外開放によって国際協力と国際競争における新たな優位性を築くことが、新時代における対外開放の全面的開放の目標の方向性となった。経済形態を見ると、第13次五カ年計画期間は外資誘致、対外投資、輸出入貿易などの分野で目玉が相次ぎ、内需と外需の協調、輸出入バランス、海外からの導入と海外進出の同時進行、資本導入と技術・頭脳導入の同時進行を一層重視し、さらに高水準の開放型経済の盛んな活力が一層明らかになった。開放の構造を見ると、高水準の貿易と投資の自由化及び円滑化政策を実行し、自由貿易試験区にさらに大きな改革の自主権を与え、海南自由貿易港を計画・建設し、西部開放の取り組みを強化し、対外開放は包括的・重層的・広範な分野での踏み込んだ推進という鮮明な特徴を示し、陸海・内外連動、東西双方向型開放という新構造が形成されつつある。


現在、新型コロナウイルスのパンデミックが過去百年間なかった世界情勢の大変動の進行を加速させ、保護主義と一国主義が台頭し、世界経済は低迷し、グローバルな産業チェーンとサプライチェーンは非経済的要因による打撃を受けている。今後、複雑な外部環境に直面しても、中国開放の扉は閉ざされることはなく、大きく開かれていくのみだ。新たな発展段階に入り、新たな発展構造を構築する。これは扉を閉ざして閉鎖的に行うのでは決してなく、内需の潜在力を発揮することで、国内市場と国際市場をより良く連結し、国際市場と国内市場、国際資源と国内資源をより良く利用して、より力強く持続可能な発展を実現するものだ。我々は改革開放を原動力として堅持して質の高い発展を推進し、揺るぎなく対外開放を拡大し、中国経済の長期安定的発展を推進しなければならない。


中国の発展は世界と切り離せず、世界の繁栄にも中国が必要だ。各国が共に新型コロナ対策、経済の安定化、民生の確保という極めて困難な課題を抱える中、中国はサービス貿易交易会や輸入博覧会といった重要な国際経済・貿易イベントを続けざまに開催し、対外開放の全面的拡大という実務的行動によって、世界経済の回復を後押しする責任感を示す。新発展理念を堅持し、質の高い発展を堅持し、開放水準を全面的に高めれば、必ずや社会主義現代化国家の全面的建設という新たな征途において良いスタートを切るためにしかるべき貢献を果たすことができる。(編集NA)


「人民網日本語版」2020年10月29日