温家宝総理は23日、ドイツのメルケル首相と人民大会堂で会談した。温総理は「両国の指導者と各界の努力の下で、両国は各レベルの対話を継続し、相互理解を深めてきた。両国間の貿易額は今年、1000億ドルを突破する見込みだ。人的・文化的交流も非常に活発だ。中独関係は現在、良好な発展を回復している」と述べた。
また「中独の協力強化は両国民にとってプラスであり、中国・EU関係にとってプラスであり、世界の平和と発展にとってもプラスだ。双方は常に戦略的な高度と長期的な角度から両国関係を扱い、発展させ、互いの重大な関心を尊重し、利益の共通点を拡大し、相互利益・ウィンウィンを堅持すべきだ。グローバルな責任を有す中独のパートナーシップを不断に拡充し、グローバルな問題や国際的・地域的な重大な問題における協調と協力を強化し、世界の調和ある持続可能な発展を促すべきだ。青少年・民間交流を積極的に推進し、両国民間の理解・寛容性・友好を強化し、中独関係の民意的基盤を拡大するべきだ」と表明した。
温総理はさらに「中独の経済貿易協力には堅固な基盤と広大な将来性がある。現在の国際的な金融危機を前に、両国間の互恵協力を強化することには戦略的な意義がある。中国は現在、内需拡大政策を講じ、安定した比較的速い経済成長を維持しているが、これも双方の協力にチャンスを提供している」と述べた。
温家宝総理は23日、北京の人民大会堂東門前広場で、ドイツのメルケル首相の歓迎式典を開いた。
「人民網日本語版」 2008年10月24日 |