スポットライトの下で、中国が取り仕切ったASEM第7回首脳会合はことのほか注目を浴び、世界に中国式の結束を伝えるとともに、差異を乗り越え、協力の大計を共に図るようアジア・欧州各国を促した。中国は議長国として、各国や海外の報道陣の幅広い称賛に浴した。
「ASEM首脳会合の開催成功によって、北京五輪の開催に成功した中国は、再び世界から尊敬を勝ち取り、再び世界に中国の活力を示した」と、欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長は中国の指導者に本心から述べた。
6月に中国で行われたASEM高官会合にも出席したルーマニアのロアン・ドンカ無任所大使は、自らが証人となった合意文書3本の起草・討議・修正・採択の全過程を記者に語った。合意文書の作成過程では、さまざまな問題で各国間に隔たりがあったが、最終的にこれらは克服され、合意文書は各国の関心と共通認識を十分に反映したものとなった。中国はこの過程で非常に重要な調整者の役割を発揮し、合意文書の最終的な成立に抜きん出た貢献を果たした。
在中国インド大使館の三等秘書官サディス・セマン氏は「中国は素晴らしい五輪を開催したばかりなので、ASEM首脳会合をうまく取り仕切る能力も必ずあるとわたしたちは開催前から信じていた。わたしたちの予想が完全に正しかったことは、事実によって証明された。首脳会合も同様に非常に素晴らしく運営された」と述べた。
AP通信のアンドリュー・デランク氏は「ASEM首脳会合の議長国として、中国はメディアサービス面で世界水準に達した。『非常にプロフェッショナル』と形容していいだろう」と述べた。
「人民網日本語版」 2008年10月27日 |