2008年 中国の国防

前書き


2008年は新中国の発展過程においてきわめて尋常ならざる、平凡でない一年であった。この一年来、中国は四川省汶川で発生した特大級の震災を乗り越え、北京オリンピックとパラリンピックを成功裏に開催し、また改革開放30周年を迎えた・・・・・・ 現代中国と世界の関係には歴史的な変化が見られる。中国の経済はすでに世界経済の重要な構成部分となり、中国はすでに国際システムの重要なメンバーとなり、中国の前途・命運はますます世界の前途・命運と密接に結びつくようになった。中国の発展は世界を離れることができず、世界の繁栄・安定も中国を離れることができなくなった。 新たな歴史的起点に立った中国は、平和的発展の道を確固として歩み、改革開放と社会主義現代化建設を揺るぐことなく推し進め、独立自主の平和的外交政策と防御的国防政策を断固として遂行し、各国とともに恒久平和、共同繁栄の調和のとれた世界の構築を目指すことに力を入れている。 中国は科学的発展観を国防と軍隊建設の重要な指導方針とすることを堅持し、進んで世界の軍事発展の新しい趨勢に適応し、国の主権や安全、発展の利益の確保を根本的な出発点とし、改革革新を根本的原動力とし、よりいっそう高い起点に立って国防と軍隊の現代化を推し進めている。

「チャイナネット」資料 2009年3月