新疆の発展と進歩は、中華人民共和国という統一した多民族国家の中で実現されたものであり、安定した社会環境の中で実現されたものであり、各民族人民がともに団結、奮闘した結果でもある。国の統一、社会の安定、民族の団結がなければ、新疆のすべてはありえない。多年来、内外の「東突(新疆独立運動)」勢力は新疆の各民族人民の福祉を顧みず、民族分裂主義を鼓吹し、新疆で一連の暴力テロ活動を画策、組織し、国の統一、社会の安定、民族の団結をおびやかし、新疆の発展と進歩を大きく妨害し、破壊した。
「東突」勢力は長年にわたりたえず分裂活動を行っている。「東突」は「東トルキスタン」の略称で、「東トルキスタン」という言葉は19世紀末期に出現したものである。20世紀初め、新疆の一部の熱狂的な分裂分子と宗教の過激勢力が「東突」という言葉をいっそう政治化させ、「東トルキスタン独立」の「思想理論体系」をでっちあげた。新疆のさまざまな分裂分子は「東突」という看板を掲げて「東突」勢力をつくり、いわゆる「東トルキスタン国」分裂政権を設立しようと企んだ。20世紀30年代初めと40年代半ば、「東突」勢力は外国勢力の扇動、支持の下で公然と「漢族を殺し回族を滅ぼそう」、「漢族に反対し漢族を排斥しよう」などのスローガンを打ち出し、動乱を起こし、無辜の民をむやみに殺し、祖国の分裂、非合法政権の設立を企み、各民族人民の断固とした反対に遭った。
新中国成立後、新疆は民族団結と社会安定の非常によい局面を作り出したが、旧中国から延命してきた「東突」勢力はなお存在し、地下にもぐって活動していた。外国の一部勢力の支持の下で、内外の「東突」勢力は何度も騒乱と武装暴動を起こし、国を分裂させようと企んできた。20世紀90年代以降、テロリズム、分裂主義、過激主義の影響を受けて、内外の「東突」勢力は暴力テロ活動を主要な手段とする分裂活動に転じ、「東突」勢力のテロ体質がじょじょに世界に知られるようになった。2002年、「東トルキスタンイスラム運動」は国連安全保障理事会の制裁対象となるテロ組織リストに加えられた。ここ数年来、「東突」勢力は打撃を避けるために、「民主」、「人権」、「自由」という表看板を掲げ、百方手を尽くしてテロの罪を拭い去ろうとし、方法を変え中国に反対する分裂活動を続けている。2004年、「東突」勢力は海外で仲間をかき集めて「世界ウイグル会議」を設立した。以後、「東突」勢力はずっと分裂活動と暴力破壊活動を画策している。「東突」勢力は分裂思想を吹聴し、「聖戦」を宣伝して吹き込むなど、イデオロギー分野への浸透を急いでいる一方で、暴力テロ活動にやっきとなり、海外に行って宗教過激思想や分裂思想、暴力テロのスキル訓練を受けるよう、中国国内の一部の人びとを組織しそそのかし、また中国国内の過激分子に対し、爆発、毒投入などの手段を使って、幼稚園、学校、政府などを対象にテロ事件を引き起こすよう、あるいは中国の武装力や政府部門を襲撃するよう公然と呼びかけている。
2008年以来、「東突」勢力は一連の新たな破壊活動を始め、北京オリンピックを標的に相次ぎ数件の暴力テロ事件を起こした。特に2009年7月5日に新疆ウイグル自治区ウルムチ市で発生した「殴打、破壊、略奪、放火」のゆゆしい暴力犯罪事件は、内外のテロリズム勢力、分裂主義勢力、過激主義勢力が入念に画策し、組織したものであり、各民族大衆の生命と財産に大きな損失をもたらし、現地の正常な秩序と社会の安定をぶち壊した。事件発生後、中央政府と自治区政府、中央と国家機関の関係部門、軍隊と武装警察部隊は、各民族の幹部と大衆にしっかり依拠し、社会の安定と社会主義法制、人民大衆の根本的利益を決然として守り、断固たる措置をとって、法律に基づき暴力犯罪行為を阻止し、事態を迅速に沈静化させ、ウルムチの社会の安定を回復させた。
「東突」勢力は新疆の発展・安定にとり重大な脅威となっている。
「東突」勢力は新疆の各民族人民の生存と発展という基本的人権をひどく侵害している。20世紀90年代以来、「東突」勢力は多くの暴力テロ活動を組織、実行し、新疆の各民族人民の生命と財産の安全をゆゆしく侵害した。おおまかな統計によれば、1990年から2001年までに内外の「東突」勢力は爆発や暗殺、毒投入、放火、襲撃、騒乱、暴動などによって、中国の新疆域内で200件以上の暴力テロ事件を起こし、各民族の大衆、末端幹部、宗教者など162人が死亡し、440人以上がけがをしている。また2002年以降、相次ぎ新疆で多くの暴力テロ事件を引き起こしている。ウルムチ「7・5」事件は各民族人民の生命と財産に大きな損失を与えた。2009年7月17日現在、死者は197人(そのうちほとんどが無辜の大衆)、負傷者は1700余人、壊されたり、焼き打ちされた店舗は331軒、同自動車は1325台で、大量の市政公共施設が破壊された。
「東突」勢力は新疆の経済成長をはなはだしく妨害し、破壊している。1、投資環境がひどく破壊され、外からの新疆への投資が大幅に減少した。1997〜1998年の暴力テロ犯罪の多発期に、新疆の経済成長は明らかに減速したが、とりわけ投資導入が下がる傾向となり、多くの外国企業が続々と投資を撤回し、新疆の発展のチャンスが大いに失われた。1997年2月5日、テロ組織が伊寧で破壊・略奪事件を起こすや、伊犁地区の経済は一時的に大幅に下降し、不動産市場が不況となり、税収が大幅に落ち込み、多くの投資家が伊寧の投資環境に疑問を持つなどして、発展し始めたばかりの伊寧経済技術開発区は一時半麻痺状態に陥り、経済状態がひどく悪化した。2、新疆の観光業が直接打撃を受けた。観光は新疆の重要な産業であるが、ウルムチ「7・5」事件は新疆の観光業にかなり重大な打撃を与えた。一時期観光客が急減し、収入が大幅にダウンした。3、貴重な資源を分散させてしまった。国の安全と社会の安定を守るために、暴力テロ犯罪の防止と取締りに多くの人力、物資、財力が投入された。4、新疆の対外交流に悪い影響を与えた。新疆の国際通路の建設や対外貿易などが深刻な影響を受けた。
「東突」勢力はまた地域の安全と安定の枠組をおびやかしている。「東トルキスタンイスラム運動」を代表とする多くの「東突」テロ組織は長期間にわたり中央アジア、南アジアなどの地域で活動し、これらの地域で暗殺、放火、警察襲撃など多くの暴力テロ事件を起こし、さらにひそかに国際テロ組織によるテロ活動に参加し、関連国家の平和・安定をおびやかしている。
「東突」勢力が新疆の各民族人民に対して行った暴力テロ活動は、中国の憲法と法律に対する公然とした挑戦であり、反社会、反人類のゆゆしき暴力犯罪行為である。国家の統一は新疆の各民族人民の根本的利益の依って立つところであり、社会の安定は新疆の発展・進歩の前提でありまた保障でもあり、民族の団結は新疆の各民族人民の生命線である。民族の団結は各民族人民の幸福であり、民族の分裂は各民族人民の禍である。中国政府が法律に基づき「東突」勢力の破壊活動をとり鎮め、新疆の発展・進歩のために安定した和やかな社会環境をつくり出すことは、新疆の各民族人民の共通の願いに合致しており、各民族人民の心からの擁護と大いなる支持を得ている。 |