江沢民主席、社会主義建設に必要な10の経験を総括


中国共産党第16回全国代表大会が11月8日午前9時、人民大会堂で開幕した。江主席は第15期中央委員会を代表して報告を行った。江主席は「これまでの13年間の実績により、社会主義とはなにか、社会主義とはどうあるべきか、どのような党を建設すべきか、どのように党を建設すべきかという問いに対する認識を深めた。また極めて貴重な経験を積んだ」とし、基本的な10の経験を次のように総括した。

一、鄧小平理論を指導と位置づけ、理論的新機軸を絶えず打ち出した。

二、経済建設を中心と位置づけ、発展という方法により建設中における問題を解決した。

三、改革開放を堅持し、社会主義市場経済体制を絶えず改善した。

四、4つの基本原則を堅持し、社会主義民主政治を発展させた。

五、物質文明と精神文明を文明の両輪と位置づけ、法律に基づく国治と徳による国治を互いに連結させた。

六、安定を最重要の方針と位置づけ、改革、発展、安定の関係を適切に処理した。

七、軍に対する党の絶対的指導権を堅持し、中国の特色ある精鋭部隊を整えた。

八、全ての力をもって団結を堅持し、中華民族の結集力を絶えず強めた。

九、独立自主の平和外交政策を堅持し、世界平和と共同発展を維持した。

十、党の指導の強化・改善を堅持し、党建設という新しい偉大な作業を全面的に推進した。

江主席はこれらの10の経験は、人民が中国の特色ある社会主義を建設する際、必ず堅持すべき基本的な経験だと語り、「これらの経験を、党創立以来の歴史的経験と結びつけ、総括することで、わが党は中国の先進的生産力の発展要求を代表し、中国の先進的文化の前進方向を代表し、中国の最も幅広い人民の根本利益を代表するものでなければならない。これは社会主義の堅持と発展に必然的な要求であり、わが党が懸命な模索と偉大な実践の必然的結論でもある」と強調した。

「人民網日本語版」2002年11月8日

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