労働・社会保障部、農村の社会保障問題について説明


第16回全国代表大会は11月11日午後、第2回目の記者会見を開き、労働・社会保障部の張左己部長と中華全国総工会の張俊九副主席が労働・社会保障の現状について記者の質問に答えた。

―― 中国では都市の社会保障整備に力を入れているが、農村の社会保障問題についてはどのように解決していくのか。

経済発展に不均衡や地域格差により、農村における全面的な社会保障の実施は非常に困難であり、まだ条件が整っていない。経済が比較的発達した一部の地区では、農村の養老保険制度に向けた取り組みが始まっている。こうした養老保険制度には、すでに全国の農民6千万人が加入している。積立金は216億元に達し、108万の農民が支給を受けている。第16回代表大会では、条件を満たした地区は、農村における養老・医療保険と最低生活保障制度の確立に取り組むことが求められた。われわれは出稼ぎ労働者、土地労働者らに合わせた養老保険制度の確立について研究しており、今後は徐々にそのほかの農村人口にも拡大させていくつもりだ。

「人民網日本語版」2002年11月12日

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