皮黔生・天津濱海新区工委書記、第16回大会報告について語る


第16回党大会の代表で、天津市濱海新区工作委員会の皮黔生書記は天津代表団のグループ別討論の場で、「江沢民総書記は報告の中で、この13年(第13期中央委員会第4回全体会議以来)はわが国の総合国力が大幅に飛躍し、人民が最も多くの実利を得た時期だったと指摘したが、これは非常に科学的な論断であり、濱海新区の発展もまさにこの科学的論断を非常に力強く示すものだ」と語った。

90年代初期、天津市党委員会と市政府は「3・5・8・10」の四大努力目標を打ち出し、実施してきた。3年繰り上げて国内総生産(GDP)を4倍増やす、5年の間に市区の老朽化建物と平屋の改造をほぼ終了する、8年かけて国有大中型企業を統合・再編、再建する、約10年の間に濱海新区の建設をほぼ完成するという目標だ。皮黔生書記は「この4つの目標はほぼ達成されたが、とくに濱海新区の建設は当初予定より1年早く完成した。ほぼ現代化された工業基地が誕生し、天津にとって経済成長を牽引する最大の拠点だ」と述べた。

濱海新区について、皮黔生書記は「1994年に市党委員会と市政府は新たな経済成長拠点を育成するため、将来のさらなる発展に着眼し、開発区や保税区で成功した経験を踏まえて、新区の建設を決定した。新区の完成で輸出型経済の長所が発揮され、外資利用の分野や範囲も拡大した」と語った。

濱海新区はこの9年の間に大きく変化した。「われわれは9年で飛躍的な発展を遂げた。新区の国民経済は持続的かつ急速な発展を維持し、なかでも開発区の発展スピードは全国の開発区の中でトップを保持している。輸出型経済の枠組みはほぼ確立し、産業構造も一段と国際化され、インフラでも発展は目覚ましい。市の姿も大きく様変わりした。新区の発展と変化は、この13年間のわが国の発展と変化を凝縮、また証明するものだ!」と、皮黔生書記は興奮を抑え切れない。

さらに皮黔生書記は「われわれは『3つの代表』、特に先進的な生産力を代表する思想を新区の建設で貫徹していかねばならない。『3つの代表』で最も基本的な内容は、先進的生産力を代表する発展であり、それは、われわれの建設は時代の進歩に伴ったものでなければならないと求めており、生産力はさらに大きく発展すれば、経済と社会の全面的な進歩を推進できるというものだ」と強調した。

新区の建設について、皮黔生書記は「先進的な生産力を鍛造する」との考えを提起した。いわゆる「先進的な生産力を鍛造する」とは、資源の配分がグローバル化された今日、生産要素を組み合わせる形態や協同する程度を考慮して先進的な組み合わせを行うことで、先進的な生産力を実現するという考えだ。皮黔生書記によれば、「新区の目標は、産業が集中し、投資が少なく、コストが低く、集約効果が顕著な現代化された工業基地の建設に努めることである」。

「チャイナネット」2002年11月13日

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