石広生貿易部長、「中国、貿易大国から貿易強国への転換実現に努力」


石広生対外経済貿易協力部長が、13日第16回党大会のプレスセンターが開いた記者会見で、「中国は、今後、貿易大国から貿易強国への転換実現に努力していく」と表明した。

  石広生氏はその際、「ここ十数年、中国は対外開放の基本政策を堅持し、世界の各国、各地域との経済貿易協力を絶えず強め、中国貿易はこれまで最も速く最も立派に発展する時期に入った。特にこの13年来、中国の貿易額は毎年14%の割合で伸び、同じ時期の世界の平均レベルである6.1%を大きく上回り、世界では1989年の19位から去年は6位にあがり、貿易大国の仲間入りを果たした」と述べた。

  石広生氏はまた、中国の外資導入に触れ、この13年来の外資利用額が4000億ドルを突破し、発展途上国としては連続9年トップに立っていることを紹介したあと「今後、中国は対外開放と貿易のたえまない発展を促し、貿易大国から貿易強国への転換実現に努め、中国の現代化建設をより大きく促していくとの中国政府の姿勢を表明した。

  また石広生氏は、記者の質問に答え、「中国と国交関係をもつ国が台湾当局と商談し、自由貿易協定を結ぶことに中国は断固として反対する。さもなければ深刻な政治的な揉め事が起こり、二国間の経済貿易関係に影響を及ぼしことになる」と強調した。

   石広生氏は更に、「台湾当局は、いま一部の国と自由貿易地域の設置について商談をおこなう手段で、実際的意義をもつ“台湾独立”と“二つの中国”の活動を行なっていることから、台湾との自由貿易協定締結は敏感な政治問題となっている」としたあと、中国側がアメリカ側に問い合わせた結果、アメリカが台湾と自由貿易協定について協議を行なっているという報道は真実ではないことがわかったと述べた。

  また石広生氏は、大陸と台湾の貿易関係について、「いま、大陸は台湾にとって大きな輸出市場となっており、台湾の大陸との貿易に大きな黒字が出なければ、台湾の貿易には赤字状態が現れるだろう。従って海峡両岸の直接の“三通”をいち早く実現させるべきだ」と述べた。

CRIより2002年11月14日

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