中国共産党の腐敗取締り


11月8日から北京で開かれた、中国共産党第16回全国代表大会の席上、江沢民氏は第15期中央委員会を代表して行った報告で、「中国共産党は政権をにぎる党として、誠心誠意人民のために奉仕する方針を堅持し、党の作風の建設をさらに強化し、腐敗の取締りを断固と進めていく」と述べている。

これは社会各界の大きな反響を呼び起こしている。一部の学者は中国共産党の『腐敗の取締り』での決意と、ここ数年来、清潔な政治建設と腐敗取締りで収めた成果を高く評価し、今後も更に大きな成果を収めるだろうと確信している。

江沢民氏は報告で「如何なる腐敗分子に対しても徹底的な調査と厳しい処罰を行わなければならない」と述べた時、会場から嵐のような拍手が送られた。この拍手は2100人余りの代表の心の声を表しただけのものではなく、全国人民の願いを表している。

これについて共産党中央党学校の張希賢教授は「報告の中にある腐敗の取締りについての論述は、前回の大会の報告より大きな進展を見せ、我々の党がこの問題に対する研究と重視を一段と強化したことを表している」と語った。

清華大学の清潔政治研究室の責任者で、かつてアメリカのエール大学で政治学博士の学位を取った若い学者の程文浩さんは「共産党は第15回党大会以来、腐敗取締りに一段と力を入れ、そのための法律と制度を策定し、世界に注目される成果を収めた。ここ数年前から実施された、『政府による買い付け制度』と『市場での公開入札』などの制度は、根元から腐敗の発生を抑制した。数年前から実施された『政府機関と軍隊、武装警察部門の商売禁止』についての規定、さらに、ここ数年の間に、処罰された官員の地位の高さや数量から見れば、党の腐敗取締りへの決心が十分にうかがえる。ところで、処罰された腐敗者の数が多いのは、取締りが厳しくなったために、増えたという考えは一種の誤解だ。これら案件の初犯はほとんどが数年或いは十数年前のもので、ここ数年は、法的な腐敗の予防措置が着実に実施されるようになったからだ」と述べている。

ここ数年来、中国共産党が腐敗追放の面で行った一連の行動を振りかえって見るとき、程文浩教授は「今後、数年のうちに腐敗の発生率は大いに抑えられ,党の清潔な政治建設は更に大きな成果を収めるに違いない」との確信を示した。「CRI」より2002/11/14

China Internet Information Center E-mail: webmaster@china.org.cn
infornew@public.bta.net.cn Tel: 86-10-68326688