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7月26日午前、中国外交部は一般開放を行い、秦剛報道官が建国以来の外交の歩みを自ら人々に解説した。 |
外交部で26日、在外使節の就任宣誓式と一般開放が行われた。干支でいえば一巡りの建国60周年を迎え、「回顧と展望」が当日のキーワードとなった。秦剛報道官は聴衆席に歩み寄ると、中国外交の60年を簡潔に描写。ユーモアを交え、その生き生きとしたエピソードも明かした。中国新聞社が伝えた。
記者会見ホールで秦報道官は1枚の写真を指して言った。「これは昨年8月の北京五輪期間中に習近平国家副主席がブッシュ米大統領と会見した際のものだ」。
会見で習副主席は、100年前の中国の教育者・張伯苓の『オリンピック3問』に言及した。中国はいつオリンピックに参加できるのか?いつオリンピックで金メダルを取れるのか?いつオリンピックを開催できるのか?中華民族の100年の夢は、ついに実現したのだ。
これを聞いたブッシュ大統領は言った。「もう1問つけくわえたい。中国はいつオリンピックで最多の金メダルを獲得できるのか?」。
この「オリンピック第4問」に、ブッシュ大統領は自ら答えた。「わたしはそれは今回だと見ている」。そして中国は、北京五輪で米国を上回る金メダルを獲得し、首位に立ったのだ。
「不幸にも彼に当てられてしまった」。秦報道官がユーモアを見せると、会場に笑い声が上がった。
秦報道官は続けて「北京五輪は80カ国余りの首脳が出席する外交の盛典となり、中国と世界の相互理解や友好関係を極めて大きく促進した。これはさながら、中国の数十年来の総合国力の空前の増強の縮図だ」と強調した。
「人民網日本語版」2009年7月27日