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軍事専門家の尹卓氏:海上観艦式の4つの注目点
発信時間: 2009-04-21 | チャイナネット

4月23日は中国人民解放軍海軍成立60周年の記念日である。中国海軍は、山東省青島で10数カ国から数十隻の艦艇が参加する海上閲兵イベントを行う。

軍事専門家の尹卓氏は、記者の取材に応じた際、「今回の海上観艦式には4つの見所がある」と述べた。

大型駆逐艦が登場

尹卓氏は、「今回の海上閲兵式には大型の水上戦闘艦艇が登場する。アデン湾で航行保護任務を行う「海口」号のような大型駆逐艦を見ることができる。現在の駆逐艦は以前のものと全く異なる。以前の駆逐艦は一般的に3000トン前後で、現在の護衛艦はこれより大きい。大型艦は6000~7000トンにもなる」と述べた。

観艦式

観艦式には海上閲兵式と海上観閲式がある。海上閲兵式では、全艦艇が並び、観閲官が観閲艦に乗って通過し、観閲を受ける艦艇は動かない。

海上観閲式では、観閲官が乗る観閲艦は動かず、観閲を受ける艦艇が観閲艦の前を通過する。「間もなく開催する今回の海上観艦式には2つの形式とも含まれる。中国海軍の艦容、武器装備、訓練水準、精神などすべてを見ることができる」と尹卓氏は語る。

多様な国際海軍交流の礼儀

「もし、2隻の異なった国家の艦艇が海上で友好的に遭遇した場合、汽笛を鳴らすなどし敬意を表す」

艦艇が港に入る際は、礼砲を打つ必要がある。艦艇の上に礼砲を置く場所があり、左舷と右舷にそれぞれ1つずつある。

「中国海軍の45ミリ礼砲は多くが2発撃つ。受礼者のランクによって、礼砲の数は異なる。例えば、国の指導者を迎える際は21発撃たなければならない」

多国の海軍艦艇が集結

「中国は数カ国の海軍高層指揮官と、10数カ国から数十隻の艦艇を招いた。彼らは海賊や麻薬の対策など安全保障の脅威について話し合うことができる。海軍の長期的発展の問題においても交流の良い機会となる」

「これほど多くの国から艦艇が来訪し、私たちは新技術を見ることができる。これは勉強する絶好の機会である」と尹卓氏は述べる。

「チャイナネット」2009年4月21日

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