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海上・海中・空中から--中国海軍の観艦式
発信時間: 2009-04-23 | チャイナネット

 

中国海軍の原子力潜水艦「長征6号」

 23日に行われる国際観艦式で、中国側は艦艇数十隻と軍用機数十機が観閲を受ける。これらは全て中国が自主開発した、中国海軍の装備水準を代表するものだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 ■潜水艦:原子力と通常動力を兼備した中国海軍の作戦能力を示す

 原子力潜水艦と通常動力型潜水艦が同時に登場し、編隊を組んで観閲を受ける。

 人民海軍が重点的に整備してきた潜水艦部隊は、すでに通常動力型潜水艦と原子力潜水艦で構成される強大な水中突撃力に成長。艦数と総トン数は創設時の数十倍に増え、艦数・規模型から質・性能型への転換も成し遂げた。

 「中国が原子力潜水艦を保有することは何ら秘密でない」--。丁一平・海軍副司令員は取材にこう答え、原子力潜水艦の配備推進が中国の国家の安全を守るための必然的な要請であることを指摘した。

 ■水上艦艇:「花形」が勢揃い

 水上艦艇編隊は分列式での大きな見所となる。駆逐艦兵力群と護衛艦兵力群が気勢を上げて、中国海軍の強大な総合作戦能力を誇示する。

 水上艦艇の観閲では「花形」が勢揃いする。海軍の最新鋭の装備水準を代表するのみならず、その大多数は中国海軍の歴史において先駆けとなり、あるいは新たな記録を創造した艦艇だ。中でも最も注目に値するのが「広州」と「哈爾濱(ハルビン)」だ。

 中国のあるタイプのミサイル駆逐艦の先駆けである「広州」は、建造以来現在までに、中ロ合同軍事演習「平和の使命2005」、多国籍合同軍事演習「平和09」、ロシア・英国・スペイン・フランス歴訪といった重要な任務を相次いで達成してきた。

 かつて「中華旗艦」と称されたミサイル駆逐艦「哈爾濱」は、これまで米国、ロシアなど11カ国・13港に寄港し、外国艦や外国軍高官の訪問を100回余り受けてきた。

 ■空中編隊:情報化水準が大幅に向上

 人民海軍の現代化の豊富な成果を示すため、海軍航空部隊が強大な陣容で参加する。最初に警戒機と電子偵察機が登場し、戦闘爆撃機編隊と戦闘機編隊がすぐさま続く。フィナーレを飾るのは大規模なヘリコプター編隊だ。

 海軍航空部隊は海軍の現代化を構成する重要な一部だ。1990年代以来、海軍航空部隊は戦闘爆撃機、電子偵察機、対潜哨戒機、早期警戒機、空中給油機を次々に配備して、その活動範囲を広げると共に、海軍水上艦艇部隊による制海権奪取への全方位的な支援体制を固めた。

今年国際海上合同軍事演習「平和09」に参加した中国海軍の駆逐艦「広州」
ミサイル駆逐艦「哈爾濱」は相次いで11カ国を訪問し、外国艦や外国軍高官の訪問を100回余り受けた
中国海軍航空兵部隊の新型戦闘爆撃機
 「人民網日本語版」2009年4月23日
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