多国海軍の観艦式が円満に終了(写真集)

中国人民解放軍海軍創立60周年を記念するイベントの山場として、青島市付近の黄海海域で23日午後2時から、多国海軍が参加した壮大な観艦式が行われた。これは中国人民解放軍海軍史上、最大規模の観艦式であり、中国が初めて主催した多国海軍による観艦式である。

国家主席で中央軍事委員会主席の胡錦涛氏は、ミサイル駆逐艦｢石家荘｣号から観閲を行った。

観艦式に参加した将兵たちに手を振ってあいさつする胡錦涛主席

観艦式は海上分列式と艦艇、航空機の約1時間。海上分列式では、潜水艦群、駆逐艦群、護衛艦群、ミサイル艦群からなる艦艇編隊が一列に並び、見学船の前を通り過ぎる際には、電子偵察機、警戒機、戦闘機、ヘリコプターの空中編隊が次第に低空飛行を行った。

観艦式に参加した中国海軍の25隻の艦艇と31機の航空機は、全て中国が自主開発したもので、そのうち原子力潜水艦やミサイル駆逐艦｢蘭州｣号などは中国海軍の最新装備だ。

ロシア、米国、フランス、インド、韓国など14カ国21隻の軍艦は、作戦艦艇、揚陸艦、補助船、訓練艦などに分かれ、容積トン数順に予定海域で観閲を受けた。

観艦式は国際的な軍隊である海軍の独特な海上式典で、中国海軍は今までに、ロシア、シンガポール、韓国など数カ国の海軍が主催した国際的な観艦式に参加している。

中国海軍艦艇編隊が初めて外国を訪れた1980年以降、中国人民解放軍海軍はすでに五大州を訪れ4つの海洋を航海し、外国海軍との共同軍事演習には37回参加した。

観艦式の成功で、20日に開幕した中国海軍創立60周年記念イベントが円満に終了した。

｢チャイナネット｣2009年4月24日