胡錦涛国家主席(中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席)は2006年1月28日(中華民族の伝統的祝日である春節の前夜)、「革命の聖地」と呼ばれる早期からの革命拠点、延安市を訪れた。胡主席は共産党中央委員会、国務院、中央軍事委員会を代表して現地の人々をねぎらい、心から新春の祝福を送った。
大晦日にあたる28日午前、胡主席は山地にある安塞県沿河湾鎮の溝門村に到着し、現地の農民を訪れた。村人らの上演活動を味深く鑑賞した後、胡主席はうれしげに人々の中に加わり、音楽のリズムに合わせて民間舞踊「秧歌」を踊り、住民らとともに新春を迎えた。
胡主席はその後、村民の康海発さんの家を訪れた。51歳の康さんは、県に任用された農民生鮮野菜技術員だ。胡主席は斜面に掘られた横穴式住居「窰洞」の康さん宅を訪れ、一家の人々とひざを交えて座り、世間話をしながら年越しの餅を作った。餅をきった後、胡主席はかまどの前に立ち、一同のために自ら餅を揚げた。しばらくして、香ばしい揚げ餅が一皿一皿できあがり、碗に注がれた熱い米酒が運ばれた。胡主席は人々とともに餅と酒を味わった。「皆さんが良い暮らしを送っているのを見て、私たちも嬉しい。中央は社会主義的な新しい農村の構築を打ち出しているが、その目的こそ、多数の農民をより早く豊かにし、農村のみなさんの生活を年々良くしていくことだ」と、胡主席は語った。
写真:視察に訪れ、村人とともに「秧歌」を踊り、新春を迎える胡錦濤国家主席=陝西省北部の延安市安塞県沿河湾鎮溝門村で
「人民網日本語版」より2008年5月 |