中国人民政治協商会議(「人民政協」と略称)は中国人民の愛国統一戦線組織であり、中国共産党の指導する多くの政党の協力と政治協商の重要な機構である。人民政協会議は中国共産党、民主諸党派、無所属民主人士、人民団体、各民族および各界の代表、台湾同胞、香港・澳門の同胞および帰国華僑の代表と特別招請の代表によって構成される。
中国共産党の指導する多くの政党の協力と政治協商制度は中国の基本的政治制度の一つである。中国は人口が多い、数多くの民族と党派が存在する国であり、各民族、諸党派、社会各界、無所属人士の間の団結協力を促し、社会主義の建設事業の発展を推し進めるため、国は重要な政策決定をおこなう前に各界の代表たちと十分な協議を行うことにしている。1949年の中華人民共和国成立以来、国の経済建設、政治的生活、社会生活および統一戦線に関する多くの重要な問題はいずれも人民政治協商会議で協議が行われた。このような協議は各方面が議論を十分に行い、繰り返し意見を交換することを通じて、国の制定した各項目の政策、法規をいっそう充実させることができ、これは大多数の人民の要請と願望に合致する一方、少数の人たちの合理的な意見をも尊重することである。このような政策決定を行う前に政治協商を行うやり方は、中国の社会主義民主制度の重要な特徴と長所の一つである。
中華人民共和国憲法は、中国共産党の指導する多くの政党の協力と政治協商制度は長期にわたって存在し、発展するものであると規定している。人民政治協商会議はこの基本的制度を実現するための重要な組織形態として、国の政治的生活、社会生活、友好的な対外活動の中で、そして現代化建設を推し進め、国の統一を守り、各民族の団結を強化する中で重要な役割をいっそう発揮することになろう。
「チャイナネット」2003/07/15
|