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新疆代表―――過去の5年は非凡な5年だった
5日午後、新疆ウイグル自治区の全人代代表は朱鎔基総理の『政府活動報告』を聴取した後、すぐさま熱心な討論を展開、多くの代表から「過去5年は、わが国の経済が高度成長を遂げた5年であり、新疆の経済が急速に飛躍した5年でもあった」との声が聞かれた。

5日午前9時、第10期全国人民代表大会第1回会議が北京の人民大会堂で開幕し、朱鎔基総理が『政府活動報告』を行った。

5日午後3時、新疆ウイグル自治区各地から参加した代表は熱気溢れる雰囲気のなかで、朱鎔基首相の『政府活動報告』について真摯に討論した。

代表は「今回の『政府活動報告』は人心を鼓舞する報告であり、人々を邁進させる報告でもあった。報告は過去5年間の政府活動状況を振り返ると同時に、今年の政府の活動に対しても新たな提言を行った」との認識で一致。

さらに代表は「過去5年は、極めて非凡な5年だった。アジア金融危機や国有企業従業員の一時帰休、2年連続の超大規模な洪水災害と、国際・国内情勢は異常なほど厳しかった。だが5年来、党中央と国務院の正しい指導の下で、国民経済はむしろ良好な発展傾向を維持し、改革開放は飛躍的な進展を遂げた。科学技術教育事業もめざましい発展を見せ、人民の生活レベルも明らかに向上したほか、国防・軍隊の建設でも新たな一歩を踏み出した」との考えを示した。

新疆ウイグル自治区主席のスマイ・テリワアディ代表は「午前の『政府活動報告』は第16回党大会の精神を十二分に具体化し、思想の解放と事実の追求、時代とともに前進する活動の気風が示され、全国各民族人民がいくらかゆとりの社会を全面的に建設するという共同の願望が示されたものとなった。5年来、経済は急成長し、GDP(国内総生産高)は1997年の7億4000万元から2002年には10億2000万元まで増大した。輸出入総額も2002年に6208万元まで増加した。固定電話と携帯電話の所有台数は4億2100万台に達し、世界でトップとなった。これは驚くべき発展だ」と強調した。

さらにスマイ代表は「新疆も5年来、絶えず発展を続け、大きな成果を収めた」と説明。それによると、2002年のGDPは1190億元で、97年に比べ7.8%の増。財政収入は212億元で、97年の110億元より大幅に増加した。農業構造調整にも積極的に取り組み、特色ある農業を大々的に発展させてきた。綿花の生産量は全国第1位、牧畜業もトップクラスにある。

ウルムチ市長のシュエクライティ・ザクア代表は「この5年来の発展は世界の耳目を集めた。過去5年間、政府機構の改革はほぼ効果を上げ、今期の政府がさらに改革を進める上で基礎が築かれ、活動の気風を変える上でも条件が整った。ウルムチは新疆の区都であり、新疆の経済発展を促す先導する羊とならなければならない。今後の政府活動では、さらに投資環境の整備や都市の基盤施設の建設などをしっかりと進めていく必要がある。第16回党大会で提起された新体制、新思考もさらなる活動実践のなかで定着していくだろう。その過程で、地方政府は各方面から意見を幅広く聴取することが重要だ」と指摘した。

クラマイ油田は新疆にとって重要な工業基地で、強みのある産業を活用していかに経済を発展させていくか、これが新疆の発展に向けたカギの1つだ。新疆石油管理局長の唐健代表は、数字を挙げて同油田の変化について説明した。それによると、同地区のGDPは2002年に169億4000万元に達し、5年間の累計は668億2000万元、過去の総計では1196億元。2002年の原油生産量は1000万トンで、過去最高を記録した。1998〜2002年の原油加工量は2945.1万トンで、累計で594万トンの増加。こうした状況の下で、企業は統廃合を安定して実現し、従業員の賃金レベルもそれに伴い向上した。

唐代表は「クラマイ油田の50年余りの発展は終始、水資源の開発とともにあった。水資源不足はこの地区の発展を制約する大きな要素となっている。この数年、国家計画委員会など関係機関が専門資金を拠出し、4億立方メートルを引き入れることができた。これによって環境は改善され、基礎工業のレベルも向上し、林業などその他の産業もめざましい発展を遂げるようになった」と強調した。

劉守仁代表は、新疆に2人しかいない中国工程院会員の1人で、「細毛羊の父」と呼ばれている。劉代表は「この5年来、国の積極的な財政政策で地方経済の発展が促された。1998〜2002年にかけて、新疆は科学技術の発展を促進するため2500億元を投入し、注目すべき業績を上げた。例えば、細毛羊製品の種類では全国のトップクラス、世界的にもリードしている。第6世代の「養殖多胎遺伝子」技術も全面的に普及させる段階を迎えており、この技術を利用して肉羊を飼育するなど、牧畜業の発展をさらに牽引することができるようになった」と強調した。

「チャイナネット」2003年3月7日

 

 


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