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呉瑞林代表――新しいタイプの行政と企業の関係を構築
南京市で江蘇省第10期人民代表大会に出席した第10期全国人民代表大会代表、江蘇省の副省長は会議の期間に、記者のインタビューを受けて次のように語った。

「計画経済期の政府と企業は、父と子の関係のようで、それも封建的な父と子の関係にあった。このような関係はすでに市場経済の必要に適応できないものとなり、新しいタイプの行政と企業の関係を作り上げてそれに取って代わる必要がある」。

「長期の計画経済のモデルの下で、中国の各クラスの政府は審判にもなれば、スポーツ選手にもなることに慣れていた。社会主義市場経済がすでに深く人心に染込んだ今日において、このような事例はやはり何度も目にしており、珍しいものではない。新しいプロジェクトを実行するため、多くの企業の責任者は常に疲れ果てている。証券は市場経済の最も典型的なツールの1つであるが、中国では企業株の上場は、ひとつひとつの敷居を乗り越えなければならない。そのため、政府は市場経済の要求に意識的かつ自発的に適応し、政府の機能を変え、行政と企業の関係を構築しなおさなければならない」。

「世界的範囲における典型的な行政と企業の関係には、われわれの中国の伝統社会の「父と子のような関係」を除けば、基本的に三つの種類がある。1、「アメリカ型の警察と国民の関係であり、政府は少量の管理原則を実行するだけである。2、日本型の友人の関係であり、政府はサービス性のものである。3、ドイツ型の仲裁の関係である。中国は現状から出発し、中国の伝統的な「父と子のような」行政と企業の関係を「友人の関係」に変えることに努めることである。「父と子の関係」から「友人の友情」へ、政府の機能を変えなければならず、「位置を越える」、「位置をずらす」ことを防止し、「位置につく」ようにすることに努める。企業あるいは仲介機構のする事は政府がする必要はなく、政府がすべき事は必ずそれを的確にやらなければならない」。

このような政府の機能の転換は、つまるところ法に基づいて行政を行う要請である。中国共産党第16回全国代表大会は、社会主義の法治国家を建設することを打ち出した。法治の「治」は、水のへんで、やさしい心で人民に奉仕することである。法治の根本的な内容の1つは法に基づいて行政を行うことである。行政行為の実施側と行政管理の対象である人たちの間は平等なものである。企業が法律に違反したら、政府は法律に基づいて処罰することができる。処罰された企業は弁明し、再審議を申し出ることができ、再審議の結論に対して満足しないならば裁判所に行政訴訟を提起することができる。弱い対象に対しては法律援助を実施することができる。政府は直接管理から間接管理に変わり、管理の手段は審査・認可を主とすることからサービスを主とすることに変わっている。江蘇省は全国で率先して企業の一般技術改造の審査・認可権を省経済貿易委員会から手放し、省全域の一致した好評を博した。政府は行政による審査・認可管理の手段が弱化する状況の下で、市場経済の条件下における政府の機能に基づいて、マクロ経済活動の健全な発展を導かなければならない。これは政府の管理能力にとっては全く新しいチャレンジとなろう」。

「チャイナネット」2003/03/09

 

 


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