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憲法はなぜ改正するのか

中国共産党中央政治局委員王兆国氏は中国共産党中央の憲法改正提案について次のように説明した。今回の憲法改正の全般的な原則は、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、「三つの代表」という重要な思想を導きとし、党の第16回全国代表大会の精神を貫徹し、第13期中央委第4回全体会議以来の基本的経験を体現し、第16回全国代表大会の確定した重大な理論、観点と重大な方針、政策を憲法に書き入れることである。この原則によれば、今回の改正は大幅な改正ではなくて、部分的改正であり、実践によって熟していることが証明され、憲法で規範化する必要があり、改めなければならないものを改正するが、改めてもよく改めなくてもよいもの、憲法の解釈を通じて明確にすることのできるものは改めない。

王兆国氏は次のように言葉をつづけた。憲法改正は国の政治活動における大きな出来事であり、党中央は非常に重視している。2003年3月27日、党中央政治局常務委は会議を開いて憲法改正活動を検討し、配置を行い、今回の改正の全般的な原則を確定するとともに、党中央政治局常務委の指導下で作業を進める中央憲法改正グループを発足させた。提案は党中央政治局常務委の直接指導の下で、民主を十分に発揚し、各方面の意見を広く聴取し、半年余りの作業を経て形成されたものである。

全人代常務委の委員たちはこう見る。20年来、現行憲法は安定を保つとともに、実践の中でたえず完全なものになり、中国が改革・開放と社会主義現代化建設を進め、社会主義民主政治を発展させ、法による国家管理と社会主義法治国建設を推進し、最も広範な人民の根本的利益を擁護する上で、重要な役割を発揮してきた。中国共産党第15回全国代表大会以来、全党と全国人民の団結と奮闘を経て、中国の改革・開放と社会主義現代化建設は歴史的進展をとげ、非常に貴重な経験を積んだ。新しい情勢の下で、これらの経験を国家の根本となる重要な法律の形で定着させるのは、非常に必要である。

委員たちはまたこう考える。提案は党中央政治局常務委の直接指導の下で、民主を十分に発揚し、真剣な検討をくり返し、各方面の意見を広く聴取し、半年余りの作業を経て形成されたもので、それには全党と全国人民の集団の知恵が凝集しており、党の主張と人民の意志の統一を体現している。提案に基づいて現行憲法を改正するのは、党の指導の強化と改善に役立ち、社会主義の優越性の発揚に役立ち、広範な人民大衆の積極性を引き出すのに役立ち、国家統一、民族団結、社会安定の擁護に役立ち、経済発展と社会の全面的進歩の促進に役立つ。

「北京週報」2004年2月26日


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