全人代代表・安徽省党委員会書記・安徽省人民代表大会常務委員会主任の王太華氏は記者のインタービューを受けた際、「党中央、国務院は『三農』(農業、農村、農民)問題に非常な関心を寄せており、いかにして『三農』問題を上手に解決するかは改革開放と、ややゆとりのある社会を全面的に建設する全局にかかわることである」、と単刀直入にメーンテーマを提示し、さらに次のように語った。 安徽省は大きな農業省であるため、「三農」問題は特に際立っているように見える。「三農」問題の核心は農民の収入増加を促すことである。党中央、国務院が今年年初に下達した1号文書は、農民の収入増加を促すことは必ず「少なく徴収し、多く援助を与え、活性化させる」ようにしなければならないと強調し、これは問題の肝心かなめをつかんだものと言える。安徽省の現実と結び付けるならば、「調整、移転、投入、扶助、負担軽減」に力を入れなければならず、とどのつまり、いかにして農民の収入増加を促すかという大きな課題を上手に解決することである。安徽省党委員会、省人民政府は現実と結び付けて、「調整、移転、投入、扶助、負担軽減」という10字(両国言語の違いから日本語では12字になる)方針をめぐって全面的に布石を行い、各地が農民の収入増加に確実に力を入れることを要求している。 「10字方針」の中の構造調整は依然として農業と農村経済活動の基軸であり、農民の収入増加を促す根本的な手段でもある。まず農業構造の調整であり、農業の新技術、新品種の普及を重視し、栽培業と養殖業を優良品種へと調整し、それを強大なものにしなければならない。その次に、農村の産業構造の調整に力を入れ、工業に力を入れる理念で農業に力を入れ、農業の産業化を推進することである。同時に、農村の小都市化の発展に大いに力を入れ、県の中心部区域の経済に上手に力を入れ、農村の労働力の移転を促し、農民が他の地に赴いて労務と商業に従事するようにするとともに、そのためにサービスを提供しなければならない。 「三農」問題を上手に解決するには、また「加減法」を上手にすすめなければならない。安徽省の資金は非常に不足しているが、農業に対する資金投入はずっと減らしてはおらず、今年はまた一歩進んで主要な食糧生産地域の食糧生産に対する扶助を強化し、農業と農村基盤施設の建設を強化し、農村の教育事業への資金投入を増やし、農村人口の資質の向上に取り組むことになっている。負担軽減の仕事については、われわれの安徽省はさらにそれに力を入れ続け、農村の税金・料金の改革から食糧生産への手当の形の改革に至るまでいずれも真っ先にモデルケースをつくり、真っ先に普及を行ってきた。 「三農」問題を上手に解決し、収入増加の問題を上手に解決する根本は、科学的な発展観と正しい治績観を確立することにあり、農民の収入増加のために知恵を絞り、道を切り開き、実効性のあることをし、サービスをより多く提供し、農民の収入増加を促すことを仕事の実績を測る重要な基準の一つとし、真に農民の収入増加のために力強い組織的保障を提供し、望ましい環境を創り出さなければならない。 「チャイナネット」2004年3月8日 |