中国国務院の温家宝総理は5日、中国全国人民代表大会の年次総会で政府活動報告を発表し、「調和の取れた社会の建設は、今年中国の経済社会発展の重要な任務だ」との考えを示した。
温家宝総理は、「現在、中国社会の発展には、農村の発展が遅れていること、人々の収入の差が大きいこと、社会安定に影響する要素が多いこと、資源の制約や環境からの圧力が大きいことなどの問題が存在している。これらの問題に対して、中国政府は一連の措置を講じて、民主的な法による統治、公平と正義、誠実と友愛、満ち溢れた活力、安定した秩序、人と自然の和睦などで互いに対処できる調和の取れた社会の建設に力を入れる」と述べた。
CRIより 2005年3月5日
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