中国人民政治協商会議第10期全国委員会(全国政協)第3回会議の記者会見が7日、北京の人民大会堂で開かれ、全国政協人口資源環境委員会の葉青副主任(全国政協常務委員)が「節約型社会の構築」について記者の質問に答えた。
――温家宝総理は5日に開幕した第10期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の政府活動報告で、節約型社会の早期構築の必要性を打ち出した。節約型社会の建設とは、かつて提唱された「勤倹建国」(勤勉節約立国)とどこが違うのか。
節約型社会の構築とは、社会再生産における生産から流通、消費に至る各段階の中で、健全なメカニズム、構造調整、技術の進歩、管理の強化、宣伝教育といった手段を通じて、社会全体による各種資源の節約と効率的な利用を促し、可能な限り少ない資源で、高い福祉水準の持続可能な社会発展モデルを支えることだ。
節約型社会の構築が「勤倹建国」と異なる点は、新しい社会発展モデルであり、最小限の資源を最大限に循環利用するとともに、社会全体の高い福祉レベルの保証を求めているところだ。
「人民網日本語版」2005年3月8日
|